ミニXLRケーブルの自作はすげーかったるいって話
好きなように生き、好きなように書く
IT傭兵兼週末ギター弾きの落書帳。
エレキギターを長くやってると、
既製品を買うより自作する方が安くつくことがある。
ケーブルもその一つ。
超大まかにいうと価格の内訳はこんなん。
材料費以外を自分がかける手間に置き換えるカンジ。
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・既製品の場合
材料費 + メーカーの販管費 + 販売店の手数料とかもろもろ
・自作の場合
材料費 + 自作する手間と思い出(プライスレス)
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フォン-フォンのケーブル自作だけなら、
これまでに何本もやってるし、
他にも事例があるので記事にするほどではない。
先日Line 6 Relay G50を入手したものの、
送信機に使うケーブルの予備がなかったため、
フォン-ミニXLRのケーブルを自作したので、
その時の話を。
■ミニXLR-フォンケーブルの材料
・ミニXLRコネクター
・ケーブル
自宅に5m分残ってたので、コイツをチョイス。
自分は60cmで作ったが、長さは好きに決めればいい。
・フォンコネクター
基本的にモノラルフォンであれば、
各ショップのラインナップから自由に選べばいい。
サウンドハウスだけでもこれだけある。
http://www.soundhouse.co.jp/search/index?i_type=c&s_category_cd=800
今回はBELDENのL字パッチケーブルを分解、
再利用した。たぶんSwitchCraft製と思われる。
・熱収縮チューブ
無ければビニールテープで代用可
■道具
・ケーブルを剥くもの
カッター、ラジオペンチ、ハサミとかでOK
・はんだごて
・はんだ
・テスター or ケーブルチェッカー
■作り方
ちょうどジョージエルスのケーブルを使って自作している動画があった。
↓
ジョージエルスのケーブルは芯線の周りを網線が覆っている構造である。
上記動画のように、コネクターごとに線の分け方が異なる。
・フォンコネクター側
芯線、網線をそれぞれねりねりしてまとめる
計2本
・ミニXLRコネクター側
芯線はそのままねりねりしてまとめる
網線は2か所に分けてねりねりしてまとめる
計3本
芯線と網線のミニXLRコネクターへのはんだ付けについては
下記参照。
■製作と経過
製作工程の写真を撮り忘れたので、
似たような製作記を。
この方の場合、作る時も作った後も相当苦労したもよう。
主にミニXLRコネクターのはんだ付けで、
こんなポイントがある。
・ケーブルが通らない
ジョージエルスのケーブルといえど、この点は変わらなかった。
赤丸部分が細くて、ハサミでカットした後、リーマーで数ミリほど
穴を拡張しないとケーブルを通すことができない。
・端子が小さい
自分は目だけはいい方で、数百m先に立つおばちゃんが
落とした小銭も見えるため、あまり苦労することはなかったが、
端子がケーブルのねりねりした網線より細い。
見えるには見えたが、視力低下とかしてるとやりづらい。
あと、線が端子に乗らなかったりするので、ねりねりした後、網線をラジオペンチで潰すなどして、
何とか細くしないとだめっぽい。
できあがりはこんなん。
L字フォンコネクターが1個余ったので、
ジョージエルスのケーブルを使った方は細くて心もとないため、
熱収縮チューブを2枚ずつ重ねて太くしてある。
↓
作業中、はんだごてを当て過ぎたせいか、
ミニXLRコネクターを一個おしゃかにしてしまった。
予備のコネクターを用意しといてよかったよ。
フォン-フォンのケーブルは30分で導通まで確認できたのに対して、
フォン-ミニXLRのケーブルは2時間以上かかった。
というわけで、
試行錯誤が面倒と思う方には、
おとなしく既製品のミニXLRケーブルの
購入をオススメする。
BELDENのケーブル60cm、SwitchCraftのプラグという仕様なら、
1本4000円ほどで買える。
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